徒然日記その40. 最近の中学校--犯罪がまかり通る??(4/10)
テレビのニュースを見ていてまたか、である。「名古屋市緑区の公立中学生が同級生から5000万円を恐喝されていた」というのだ。3月に卒業したのだから正確には「元」中学生なんだが、そんなことはどうでもよい。中学生の時に被害を受けていたのだから。皆さんは驚かれると思うが、私がまたかと思ったのは「どこの中学でもこの手の事件はある」ということなのだ。
具体的な学校名は書けないが、私が知っているだけでも2校で同様の事件が起こっている(どちらも名古屋市の公立中学校だ)。今回報道された事件と違うのは、新聞・テレビ沙汰にならなかったというだけで、金額だって同じ桁である。さらには、学校の対応だってそっくりなのだ。テレビの記者会見の校長の言動を見ていて腹を立てた方も多いと思うが、私の知っている2件だって同じようなものである。「覚えていない」「被害届を出さないのだから事件にできない」「学校の関与する問題ではない」「家庭の問題である」・・・。ここまで来るとあきれるのを通り越してしらけてくるのだ。
1つの中学校ではこうである。被害者の生徒と加害者の生徒を同時に呼び出して、生活指導の教師は「そういうことは本当にあったのか」だそうである。仕返しが怖いのだから被害者の生徒が「はい」なんて言えるわけなかろうに。つまり、その生活指導の教師は関わりたくないのだ。悪事を教師が見て見ぬフリをするのが今の多くの中学校なのである。生徒達は「先生は見て見ぬフリをするから頼りに出来ない」とわかっているのだ。悪事がまかり通るようになってしまっては、もう「教育の場」ではないだろう。
また、家庭も一体どうなってしまったのだろうか。加害者の親は「気付かなかった」「ヘンだとは思っていたが」・・・。である。この反応もどこでも同じだ。情けない限りである。
警察だってまたか、である。「忙しい時期だったのできちんと対応できなかった」らしい。忙しいなら職務を放棄してもよいのだろうか。よくもこんなセリフを吐けるものである。「恥を知れ」である。こんなことを繰り返していると警察権力は消滅するだろう。日本はどうなってしまうのか。いやはや。
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