徒然日記その43. 最近の中学生--筆箱の重さ(5/7)

 

 筆記用具を入れる筆箱。筆箱の重さと学力との間には興味深い相関関係が存在することがある。やたらに重い筆箱--これは中身が多いのだ。色とりどりのペンやシャープで満タンである--を使っている生徒は要注意。とくに女子に多い。色とりどりとペンは何のためにあるのかというと、ノートを色とりどりに取るためである。まあ、綺麗というかカラフルというか。汚いよりも綺麗な方がいいのかも知れないが、「綺麗」の意味が違っているんだが。

 ノート本来の目的の一つは、忘れた時のメモ代わりである。さらにノートを取るときの「書く」という行為が記憶を確かにする。ところが、このカラフルノートではいけないのだ。そもそも色とりどりにすることに熱中して後で見直してどこが重要かてんで分からない。さらに、色とりどりにすることに熱中してノートを取るのがとても遅い。だから先生の話を聞いちゃいない。困ったものである。

 ところで、中学校の先生によっては、定期的にノートを提出させることがあるらしい。内容をチェックして成績に組み入れるんだそうだ。そのノートであるが、綺麗にきちんと書いてあったらポイントが高いんだそうだ。私の考えでは、知っていることやもう覚えてしまったことなどノートに書き取る必要なんかないと思うのだが、そういうノートはポイントが低くなるそうだ。ノートなんてメモ代わりなんだから自分が見てわかれば汚くたって鉛筆だけの黒一色だって全然構わないと思うのだけど。これって間違ってますか?

 


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