徒然日記その12. 勉強の仕方--書かない生徒(9/27)

 

 高校生を教えていて気付いたことがある。その生徒は学校の成績は抜群で、10段階評価の9や10を連発している。そして当然、進学希望である。3年生であるから受験勉強を始めたのだが、これがカラッキシなのである。センター試験の過去問をやっても2割がやっと。教科は社会科だ。社会科は通知表で10をとっているんである。ナゼ?ナゼ??対策問題集をやっても一向に力は伸びず。よもやと思って中学生用(!)の問題をやらせたら半分もできなかった。

 これでバレたのである。勉強の仕方が根本的にわかっていないのだ。書こうとしないのだ。読むだけなのである。眺めるといってもいいか。これまでずっとそういう勉強をしてきたらしい。学校のテストには範囲があるので、一夜漬けのそういう勉強法でも通用してきたらしい。ところが全く頭に残っていない。だからセンター試験の過去問が全然できないのだ。模擬試験だって同じ結果である。通知表10でも偏差値30以下である。

 こういう生徒は筆記用具の使い方もヘタであるし、すぐに腕が疲れてしまって長時間「書いて」勉強することができない。さてさて、この生徒は無事志望校に合格できるであろうか??

 


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