徒然日記その53. 未成年の飲酒と喫煙(7/17)
新聞によれば、補導少年が再び100万人を越えたらしい。1984年の約151万人をピークにして1993年には約64万人まで減少したが、以降再び増加に転じてついに大台を越えたということだ(警察庁まとめ)。
この補導理由の半数が喫煙。これには納得。しかしそのあとが驚く。未成年がタバコや酒を購入したのは自動販売機よりもコンビニエンスストアの方が多いのだ。対面販売でも簡単にタバコや酒を買えてしまうのだ。つまり売ってくれるのである。未成年者にこういものを販売するのは立派な犯罪なのにである。「未成年者飲酒禁止法」「未成年者喫煙禁止法」に触れる。それにしても、買いに来れば誰にでも売る姿勢は問題である。
また、喫煙が習慣化してしまっている中学生も実に多い。ある市立中学校のすぐ前に住んでいる知人に聞いた話であるが、休み時間になると学校から出てきて家の塀の陰で複数の生徒がタバコを吸っているらしい。初めは興味半分だったのが吸わずにおれなくなるというのだ。ローティーンにしてすでにニコチン中毒である。しかし知人に言わせれば、まだ隠れて吸っているのはかわいい方であって、制服姿にくわえタバコで下校していく中学生を毎日見かけるそうだ。さらに言えば、制服を着て毎日学校に来るだけマシでもあるらしい。その中学校ではガラスが割れる(割られる)のも日常茶飯事で、下駄箱がひっくり返されて自分の靴が行方不明になるのもしょっちゅうだとか。そして生徒たちはもはや慣れっこになってしまって片づけもテキパキできるようになっているとか。いやはや、である。
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