徒然日記その73. 期末試験は終わったが(12/4) 

 中学校では、もう2学期の期末試験が終わった。はやく通知表をつける必要があるために、期末試験は11月に行われる学校もあるくらいなのだ。これでは全然学期末の気分ではない。(高校入試の日程がはやまっているので---推薦入試や複合選抜制度などで受験回数が増えたから---そのぶん中学校の日程も前倒し(?)になっているのだ。)

 ところでこの期末試験なのだが、試験範囲がとても狭い。1ヶ月前に中間試験をやったばかりだから当然である。さらに文化祭などの行事や教育相談に伴う短縮授業もあるので実際の授業時間数もとても少ない。だから内容は全然進んでいないのだ。だから試験範囲は狭くなる。そこで(かどうかは知らないが)、教科によっては、「実力問題を50%出します」なんてことになってしまう。これはもう定期試験ではなくて実力試験である。中3にとっては実力試験的な意味があっても悪くはないと思うが、出題内容が問題なのだ。

 結果論ではあるが、平均点がとても低い。平均点40点台の教科がゴロゴロである。80点取れば1番である。これの何が問題かというと、全然差がつかないことなのだ。平均点を中心にしてごく狭い範囲に成績がちらばる。こうなると正答1問の違いで順位が大きく変わってしまう。つまり、試験結果が生徒の実力を反映しているかが疑わしくなる。さらに、それで通知表がついてしまうのだから恐ろしい。中3の2学期の成績は、高校入試にとても重要なのだが、これでは釈然としないのだ。結果論といえばそれまでかも知れないが、毎年毎年同じことを繰り返しているのだから、どうも釈然としない。これでは、生徒のレベルを考えて出題しているのか疑ってしまう。そもそも出題に工夫の跡が見られないことが多いのだ。同じ問題を使い回している教師がいることも知っている。定期試験の「過去問」を練習しておいたら得点アップできるなんて、なんだかヘンだと思いませんか?

 


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