徒然日記その87. 最近の中学校--生徒はお喋りしていいし教師は授業しなくてもいい?(2/19) 

 今回は中学校のお話である。荒れた中学校がたくさんあることは皆さん既にご存じのはずであろう(落ち着いた中学校の方が少ないかも)。なぜ荒れるのかは様々な要因が複雑に絡み合っているんだろうが、ちょっと気になることがある。これも荒れる要因になっていると思うのだ。それは中学校の授業の様子である。

 多くの授業は騒々しい。最近の中学生はペチャペチャお喋りするのが普通なのだ。それを如何に黙らせて授業を聞かせるかも教師の腕の見せ所だと思う(それどころじゃない崩壊状態は除くとして)。これができる教師の授業は静かだし生徒は(一応)授業を聞いている。だからそれなりに授業の意味があって得る物がある。これが出来ない教師はその反対。つまり聞いちゃいない生徒が多いし、履修したと言っても習ってないのと同じ状態の生徒のパーセンテージが高くなる。聞いちゃいないのであるから当然だ。

 では、教師をこの2パターン---静かにさせられる教師とさせられない教師---に分類できるかと言えばそうではない。第3のパターンがあるのだ。それは「静かにさせる気も教える気もない」教師である。ウソのような話だが、最近こういう教師が増えているように思う。ある教師は「先生は楽しい授業をしたいからお喋りしててもいいよ」だそうである。子供に迎合してるとしか思えない発言である。その結果、楽しい授業が実践できて子供たちに得るものがあるなら何も言わないのだが、やっぱり習ってないのと同じ状態になっている。まあ、当然である。他にも雑談に1時間を費やすとか、教科書をまるまるとばすとか、果たして教師にやる気があるのか疑いたくなるのだ。そもそもお喋りしながら数学の方程式が解けるようになるのだろうか?海外旅行の話を1時間聞いて戦国時代の知識が増えるのか?日本の国勢図をまるまる飛ばして各論(地方ごとの特色)に移る準備ができるのだろうか?いっそのこと中学校ではどんな授業が行われているかテレビ中継でもしたらどうか(国会中継のようにね)。視聴者はさぞやあきれることだろう(国会中継と同じか)。そう言えば、三重県で教職員組合が騒いでるようだ。彼らの思考回路によれば「働いていない時間にも給料がもらえるのが当然」らしい。こんな連中が教鞭を執ってるのだから、何かを望むこと自体に無理があるのかも知れないですね。 

 


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