子育て日記 その8  2008.5.12.


<1年生でも、なかなか大変>

長男は、快調に一宮西高校へ通っている。もう2年生になった。まんまと、彼が頭に描いていた自由な校風で、「携帯もまあ容認、髪の毛へ注意もなく、第2ボタンまではずれてても文句も言われない」などと風を切っている。しかし、当校の先生も言っているが、非常にまじめで、やさしく、勤勉な生徒が多いということなので、そういうことが学業などに影響することは少ないと思っているのだろう。私は、自由でいいと思っている。

前回も書いたが、宿題の量は、なかなかなものらしく、夕食後は部屋にこもっている。こなすのに3〜4時間程度はかかるようだ。聞けば、クラスの皆がバッチリやっているわけでもないようだ。夏休みや冬休みの宿題も半端じゃないようだが、これが、やってないとできるまで蓄積していくんだそうだ。とても塾へ行けるような時間はないと言う。1年生はほとんど塾へは行っていない。私は、1年生からここまでやらないといけないのか?という疑問を感じる。15〜18歳という素晴らしい高校時代。いろんなことを経験し、実感して欲しいと思うのだ。立ち上がれなくなるほど部活をやるとか、指がちぎれるほどバンドをやるとか…。

さらに、宿題がやってないと部活動は禁止だそうだ。これには少々異論がある。生活態度と共に勉強も自由度があって良いと思う。それに、部活動が将来の進路や人生に圧倒的な影響を及ぼす場合が少なくない。ゴルフの石川遼の父が言うように・・・文武両道は理想だが、・・・桜のパパがやったように、ほかの事は投げ捨ててもという手法を取らないと一流にはなれない。人生のどこで自分の進むべき道に出会うのかわからない。その時に、環境の自由さこそがその可能性を開花させる重大な要素だと思う。

秋。父兄懇談があった。行ってみた。2年生から、文系、理系を決めるということだが申請どおりでよいか?が目的。面談は50歳くらいの担任の先生。「いつも心配はしているが、多くの学生が国公立に入っていく。(*)」と誇らしく語る。私は、率直に、「1年生のうちからこれほど多くの宿題をやらせねばならないのか?大学受験が大変なのはわかるが、そうであればこそ、1年生ぐらいは高校生活、その年頃をエンジョイできる時間があっても良いのではないか?」と。先生は答えた。「私もそう思う。・・・だけど、他校もやっているので競争ですからねぇー」と。

 

(*)平成20年度 国公立224人/318人  東大1 京大5 名大41 名工大 40 愛知教育41 


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