東海銀行「子供の教育費」に関する調査報告より (1999.4.データ)


学校教育費毎月の学校教育費負担は公私とも高校での負担が最大で、公立20,843円、私立52,946円。公私間の負担額の差は小学校で最大の7.4倍。
 
幼稚園から高校まで14年間の学校教育費総額私立だけに通学すると937.2万円。前年に比べて1.7%増加。
 
学校外教育費中学生の8割近くが塾、家庭教師、通信教育のいずれかを受講。幼稚園・保育園児では5人に1人が学校外教育を受講。月謝の平均は中学生で17,055円。学校外教育費は前年比マイナス傾向。 
 
けいこごとけいこごとをしている小学生は84.0%。人気は、「ピアノ」「習字」「水泳」。
 
こづかいこづかいの平均は高校生で5,100円。全体としては前年比マイナスの傾向。
 
教育関係費総額以上を合わせた教育関係費総額では私立中学校が最大。月平均で74,094円。
 
教育費の負担感私立の高校,中学校,小学校に通う子どもの親の9割が教育費に負担感。負担感の高い項目は公立中学校で「学校外教育費」がトップ(70.5%)。

 

公・私立校選択の理由公立校を選択した理由は、高校で「本人の希望」がトップ。中学校では「費用が安い」、小学校・幼椎園・保育園では「近所に友達ができやすい」が第1位。公立校では「費用が安い」との理由が高い。私立校を選沢した理由は高校では「本人の希望」、
 中学校以下では「教育方針・環境が充実している」が最大。
 
子どもの教育にお金をかけることについて子どもの望むことにはできるたけ「お金をかけたい」と考える親が59.5%。 
 
子どもに身につけて欲しいと思うこと全体では、「体力・精神力」がトップ。学種別では、中学生以下で「体力・精神力」、
 中学校以上では「実践的なこと」の回答が高い傾向。
 
〔まとめ]
 学校教育費の増加を学校外教育費の削減でカバーする傾向は変わらない。
 ここ5年間の学校教育費総額はほぼ横ばいである。
 本年度調査では特にその傾向が顕著に出た。
 
トップページへ   つづきへ