徒然日記その109. ああ、携帯電話。 (8/20)
携帯電話がますます問題になっている。不特定多数の人間とコミュニケーションできる性質上、犯罪に使われることも多い。そんな危険な代物を小学生にまで持たせるなんて私には恐ろしいとも思えるのだが、携帯電話の恐ろしさは次回に譲るとして、今回は携帯電話の元締めとも言えるNTTドコモについて書いてみよう。
私はNTTが大嫌いである。その理由は何度も書いているのだが、NTTドコモもやはり大嫌いである。そもそもやり方が汚いのではないか。ドコモは携帯電話でEメールやインターネットができるiモードサービスを開発した。これは画期的なことである。ところがそのあとがいけない。メールを見るには新たに料金が発生する仕組みなのである。どこから来たのか分からないメールだったら読んで内容を確認しないと必要なメールかどうかさえわからないのだ。そのメールを見るだけで新たに料金が発生するなんてそもそもおかしなハナシである。
さらには、メールアドレスがひどい。電話番号そのままである。つまり090で始まる文字列がそのままメールアドレスになっていた。090で始まって桁数も決まっている文字列なんてパソコンで簡単に発生できる。かくして、迷惑メール送り放題の状況ができあがったのだ。この状況はNTTドコモの怠慢と傲慢が作り出した物といってよいだろう。
さすがにこの状況となって、NTTドコモも対策に乗り出したのであるが、これも形だけというか批判をそらすためのポーズみたいに思える。「NTTドコモの新しいビルは、迷惑メールのもうけで建てた」なんて批判されるのも仕方ないかも知れない。
そして、もっと悪いと思うのは、まだ低年齢層に携帯電話をばらまこうとしていることである。「・・・割引」「応援・・・」と、小学生から中学・高校生に携帯電話を持たせようという魂胆である。電話機をタダ同然でばらまいてもすぐに通話料で元が取れるのだ。迷惑メールの対策もしっかりせず、さらには、犯罪の温床となっていることについても何の対策も無い状態で、子どもたちに携帯電話をばらまこうなんて、儲けることしか考えていないんじゃないのか。そう言われても仕方ない企業姿勢である。携帯電話を取り巻く世界はひどくゆがんでいると思う。
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