徒然日記その122. 中学校の職業体験 (11/19)
最近、批判的なことばかり書いてきたが、今回はちょっと良いことを書きたい。中学校で、「職業体験」といって、学校の授業の一環として、地域の仕事を見学したり手伝ったりする時間が出来た。地域の仕事の体験を通して職業について学ぶ時間である。
地元の消防署や派出所に出かけたりコンビニエンスストアを手伝ったり、幼稚園や保育園に出かけたグループもあるようだ。どこに行くかは中学生達が話し合って決め、事前に色々勉強しておくそうだ。聞いてはいたが、はたしてどんなもので、中学生達はどんな風に受け止めるのか、私は想像できなかった。ところが先日、ようやく分かったのである。お昼を食べにラーメン屋に入ったら中学生が手伝っていた。コップの水を持ってきてくれて、「ご注文がお決まりになりましたらおよび下さい」なんて緊張気味にやっていた。買い物でホームセンターに行ったらそこにも中学生達がいた。胸に「***中学校****(手伝い中)」なんて名札をつけて頑張っていた。通りかかった幼稚園では、中学生達が幼児と遊んでいた。
地域がこうして中学生達を受け入れてくれることが嬉しいし、中学生たちもいい顔をしていたと思う。「子供を地域にかえす」という意味が少しだけ実感できた一日であった。ちょっと気分のよい経験であった。
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