徒然日記その133. 小学校並みの教科書?  (3/8)

 4月から、いよいよ新しい教科書である。そう、30%内容削減の教科書だ。実物はまだ見ていないのだが、教科書準拠のワークブックの見本を手に入れたので、間接的ではあるが、新しい教科書の雰囲気が分かる。例えば、これは、ある会社(大手)の歴史のワークブックである。見開きにいきなりカラー写真のオンパレード。中身も文字が大きくで図がやたらに多い。第一印象は「まるで小学生用だね」である。見やすいのはいいことだし、ビジュアルもないよりあった方が事柄をイメージしやすいのだけど、内容が薄いのが気になる。日本地理なんて、日本各地を各論では習わないようである。世界地理も同様。そんな薄っぺらな内容で、世界観を形成できるんだろうか。

 

 他教科も同じような感じで、数学のワークを眺めていたら頭痛がしてきた。一体何を目指して策定した指導要領なんだろうか。一億総"愚民化"は近いかもね。


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