徒然日記その199. 無関心 (11/10)
総選挙が終わった。毎回感じることだけど、投票所で20歳台の若者の姿を見ない。テレビを見てもそうだ。若者の政治的無関心は深刻である。
小学生や中学生の塾生たちが「政治なんか誰がやってもおんなじ」「政治家は悪い人なんでしょ」なんて言うし。これは家庭の問題だろう。親がこういうことを子供の前で話しているのだ。テレビのインタビューの様子を見ていても、大人が、「政治なんか誰がやってもおんなじ」ってやってるし。気になるのは、こういうことを言ってる大人が投票に行ってるかということだ。今回の選挙も投票率は大変低い。4000万人の有権者が投票しなかったのだ(!)。選挙権を行使せずして何が民主主義なのだろうか。国民主権のよりどころなのに。
「政治が悪い」「行政が悪い」なんて文句をいってる人たちは投票してるのだろうか。してないとすれば、文句など言う資格はないと思う。そして、そういう親の元で育つ子供もまた選挙に無関心。悪循環である。いやはや。
調べてみれば、1990年初頭から総選挙の投票率が急落している。これは世の中がオカシクなり始めた時期と一致しているようだ。世の中がオカシクなったことと、若者の政治的無関心は関係ないとは言えないだろう。「選挙の仕組みがよく分からないしぃ」「仕事があるからぁ」なんてインタビューに答えてる若者を見ると、暗澹(あんたん)たる気持ちになる。選挙の仕組みなんて中学校で習うだろ。投票日に時間を作れないなら不在者投票があるだろうが。こんな若者には選挙権なんて与えなくてもいい。その分良識ある大人に10票でも20票でも与えたらよい、と考えるのは偏っているだろうか。
私には、こういう愚かな若者と国民年金や健康保険料を支払わず職も見つけようとしない若者の姿がだぶって見える。そしてこういう若者を作り出しているのは他ならぬ愚かな親たちである。すぐに参議院選挙がある(来年夏)。自分はバカ親でないと自負できるなら、次回は投票所に行きましょう。お子さんと一緒にね(なにも成人してなくたって、お子さんを投票所に連れて行ってあげることはとても意味あることだと思うぞ)。
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