徒然日記その253. 早期英語教育?? (6/27)
ずいぶん前に早期英語教育について書いた。最近、大学受験用の英語問題集をやっていて、そのはしがきにこういうことが書いてあった。
最後に一言、昨今話題になっている早期英語教育に振り回されることなく、自国の文化を広く身につけ、それを礎とした人格を形成し、それから外国語をマスターされることを願いたいと思います。
全くその通りだと思う。少しばかり早く英語に取り組んでも、それを吸収する力が身についていなければ意味は無いのだ。はしがきには、こういうことも書いてあった。
「点滴石をもうがつ」ということわざがあります。ここには、学習する上で大切な二つのことが述べられています。<継続性>と、それを支える<情熱>です。この二つは、英語の学習に特に必要と言えるでしょう。本書が、「点滴」の心で学習に取り組まれる諸君の一助になれば、幸甚です。直接お会いすることのない諸君を心に描きながら日々の作業に従事してきた編者の苦労が、そのとき喜びに変わるのです。
そうなのだ。学習には<継続性>と、それを支える<情熱>が必要なのである。これなくして早期教育の意味は無いと思うのだ。学生・生徒に迎合する参考書・問題集が増えている中(表紙がマンガの主人公なんていうのはいかがなものか)、こういう気概を持った編集者には頑張って欲しいものである。
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