徒然日記その254. テスト範囲をかっ飛ばし (7/10)
中学校の定期試験は出題範囲が決まっている。つまり「テスト範囲」が事前に告知されるわけだ。当然、中学校ではテストまでに、その範囲までを教える。それで、この「テスト範囲」、私は長年疑問に思っていることがある。中学校の授業の進み方である。
テスト前日になってようやく範囲までを終えたとか、テストまでに終わりそうにないから急遽、他教科の時間をもらって授業をしたとか。何かおかしいと思いませんか?テスト直前でも教えればノルマは終わったのか、ということである。そうなんである。テスト前日に習ったことを自分で復習して定着させる時間はどこにあるというのだろうか。こんな無茶苦茶なハナシはないと思うのだ。
授業の進め方に計画性を感じない教科(教師)も少なくない。ダラダラやっていたかと思えば、テスト直前になっていきなり10ページも20ページも一気に進める。教科書を順にやっている時間がないからプリントの束を配ってあとはやっておけ。これのどこに授業計画があるのだろうか。
教科と関係ない雑談ばかりする時間があるんだったら(これは社会科の教師に多い)、AET(アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー:外国人教師)とゲームしてワーワーやってる時間があるんだったら(最近の英語の授業はヘンである)、まずはテスト範囲をきちんと教えるべきだと思うのだが。この延長で、入試までに教科書を終わらないとか、とんでもないことが平然と行われているのである。いやはや。
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