徒然日記その313. 中学校の教科書 コロコロ変えるなよ (4/23)
リアス式海岸をご存じだろうか。そう、三陸海岸や三重県の志摩半島,福井県の若狭湾に見られる海岸地形のことである。このリアス式海岸、最新の教科書では「リアス海岸」と書かれている。初めて見つけたとき、落丁かと思ったがそうではないようだ。
このように、教科書の記述はコロコロ変わる。時代とか世情に合わせて、ならば納得いくのだが、理由もなくコロコロ変わっているように思えてくる。以前にも書いたことだが、中学校理科(第2分野)で習う「腸液」なんて「小腸の壁から出る消化酵素」である。こう書かないとテストでマルはもらえない。一体何をしたいのか理解に苦しむのだ。
今年度から「移行措置」期間である。ゆとり教育で削減された内容を復活させるための移行期間だ。簡単に言うと、「その気ならば、次の教科書改訂時に復活させる内容を今年度から教えてもいいよ」ということ。しかし、授業時間数がほとんど増えてないのに、昨年度よりも突っ込んだ内容をいつ、どうやって教えるというのだろう。
文部科学省の行き当たりばったりに現場は永遠に振り回されるのである。「教育を殺した」文部科学(当時は文部相)官僚は、責任をとるべきだと思うのだ。みなさんは、どう思われますか?
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