徒然日記その316. 最近の小中学生 「あ、忘れた」 (7/3)
最近、小中学生の口からよく出るセリフ。
「あ、忘れた」
「どっかいった」
などなど。どういうシーンでこういうセリフがでるかというと、宿題を提出する時や前回配ったプリントを授業で使うときである。この「あ、忘れた」「どっかいった」のセリフは年々増加していて最近ではほとんどの塾生の口から聞かれる。宿題をやってこないとか配られたプリントをなくすとかってことは最低であると我々世代は教えられたのだけど、最近の小中学生は、そういう風には教えられていないようだ。忘れ物をしないとか必要なものをなくさないというのは、生活における基本的態度のはずなんだけど。
こんな調子であるから学校のワークブックをなくしたり(本体だけじゃなくて別冊の解答集が「どっかいった」とかも)、ひどいやつは教科書が「どっかいった」と平気な顔で言う。私は、
だらしない
素直でない
生徒は、学力が伸びる必要条件に欠けていると思っている。最近では、高校入試にしても大学入試にしても、ひらめき型の出題が減って暗記・ワンパターン型の出題が増えている(東大入試でさえも)。だから、広い範囲を緻密に勉強しておかないといくら賢くても通用しないのである。だから、テスト直前になって、このページやるのを「あ、忘れた」、この問題の解説を書いたノートが「どっかいった」では始まらないのである。また、こういう風に勉強したらいいよとかここは重点的に暗記しておくべきだよ、という経験者のアドバイスに対して素直に頑張れるかどうかも大切なことである。
世の中、だらしなくて素直でないオトナが多いから子どもたちもそうなるのは当然なのかも知れない。子どもたちはオトナの行動をみて育つのだから。
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