徒然日記その317. 最近の小学生 ローマ字すらあやしいけど英語 (7/28)
小学校では英語の授業が始まる。ところが最近の小学生、ローマ字があやしい子がたくさんいる。自分の名前をローマ字で書けない子が少なくないし、促音や撥音が入ったローマ字を書けない子はものすごく多い。もし、お子さんが小学校4年生以上なら、「北海道」とか「みかん」とローマ字で書かせてみるといい。
HOKKAIDO
MIKAN
と書けるだろうか。小さい「つ」が入るのが促音であり、子音文字を2回重ねて書いて表す。「ん」が撥音であり、Nで表す。あと、濁音がわかってない子も多い。「ぎゃ」ってローマ字で書けますか?
こういう部分がいい加減なまま中学生になって、最初の英語の試験(1学期の中間試験)で、ドンデモな点数をとってくるのが最近の中学1年生のパターンなのだ。最初の英語の試験ではローマ字がたくさん出題されるのである。
また、この後にも苦労が待っている。英単語のスペルが覚えられないのである。ローマ字が完璧ならば、英単語の発音からスペルはだいたい想像がつく。これができればスペルを暗記する苦労はずっと少なくなるし、英語的な発音とスペルの「雰囲気」を理解するのが速くなる。一方、ローマ字がメタメタだと平気で子音文字だけのスペルを書いたり母音がたくさん並ぶスペルを書いたりして、やっぱり英語もメタメタである。
こういうメタメタ中学生は増加の一途をたどっていると感じるのだけど、そんな中、小学校で英語の授業なんかやって一体どうなるんだろうか。私は英語メタメタ中学生を増やすだけと思うのだが。
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