徒然日記その334. 最近の大学受験:カンニング(3/6)
大学入試でのカンニングである。携帯電話を使って「赤の他人」に教えてもらった解答を書き込む。こういう事件だ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/web_exam_leak/?1299279145
引用開始
京都大などの入試問題が試験中にインターネットの掲示板に投稿された事件は、5日で発覚から1週間。逮捕された仙台市の男子予備校生(19)は京都府警の調べに、京大入試会場で携帯電話を操作し、1人で試験会場から投稿したと供述している。府警は単独で投稿したとの見方を強めており、今後は携帯の通信記録や1人で実際に投稿可能かを再現して検証する。(時事通信)
引用終わり
何年か前に韓国でも携帯電話を使ったカンニングが発覚した記憶がある。こちらは組織的で、試験会場の外に「受験のエキスパート」が待機していて大急ぎで問題を解いて返信していた。今回は、単独犯で、答えを「赤の他人」に教えてもらうところが韓国での事件と異なるところ。どっちにしてもカンニングは卑怯であって擁護する余地なんてないんだけど、今回感じたことは次の3つ。
・試験監督は何をやっていたのか?
・赤の他人に教えてもらった答えをそのまま信頼するの?
・実は、こういうカンニングは結構流行っているのかも?
最近の小学生や中学生は平気でカンニングするということは以前にも書いた。こういう世代だから大学入試でカンニングするのが居ても私は驚かないのだ。それよりも、大学の方である。試験監督はいったい何を見ているのか?
試験監督といえば、自分の学生時代を思い出す。確かドイツ語のI先生だ。後期試験の時に「私はカンニングが嫌いです。だからカンニングできないようによく見ています。」と、靴を脱いで教壇に上がって一時間以上仁王立ちである。その迫力に圧倒されたものだ。
大学入試の試験監督にそこまでしろとは言わないけれど、不正を見逃していては監督失格だろう。大学は試験監督を処分するなり再発防止策を早急に公表するなりしなくちゃいけないと思うぞ。
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