徒然日記その148. 易しすぎる期末試験 (7/15)

 塾生たちの期末試験の成績を見て驚いた。80点、90点がゴロゴロいるのだ。「私は天才的な指導者なのだなあ」なんて脳天気に喜んでいたら、やっぱり勘違いである。なんと、どの教科も平均点が70点近いのだ。テスト問題を眺めてみて、なるほど納得である。平易な出題ばかりである。そりゃ平均点も高くなるはずだ。

 それにしても、こんな簡単な出題ばかりでいいのだろうか。例えば数学では、「置き換え因数分解」も「循環小数の分数化」も出題されないのだ。難しい出題(応用問題)がないとなると、ますます子供たちは勉強しなくなるだろう。そうなってくると悪循環である。また、出題が簡単すぎるから、テストの成績で差がつかない。これも問題である。学力部分で差が見えないとなると、ますます教師の主観が評価に入り込んでしまうだろう。愛知県の場合は(少なくとも)次回の入試までは従来通り、相対評価の内申点で高校入試行われることになっているのだが、こんな調子では、相対評価の内申点といっても学力を反映しない物になってしまうだろう。そうなれば、絶対評価と変わらない(とうよりもっと悪いか)。さて、どうなることやら。


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