徒然日記その174. 年度末の名物は・・・。 (2003.2.24)
いよいよ2月も終わりである。公立高校一般入試はすぐそこだ。一連の高校入試は、いよいよこれで終わりである(二次募集するところもあるけど)。つまり、新年度はもうすぐそこなのである。
さて、この年度末の時期に毎年思うことは、道路工事のあまりの多さである。いつもは車で30分のコースなのに45分もかかって移動しなくちゃいけない。たかがプラス15分なのだけど、1年で一番忙しい時期なのである。比率で言えば1.5倍も時間がかかっているのだから長距離を走るトラックなどはたまったものじゃないだろう。しかも、この工事、今しなくちゃいけないようなものは皆無であると思うのだが。45分で通過するコースでは3カ所も道路を掘り起こしたり歩道の縁石を交換したり舗装をやり直したりしている。工事区間は片側車線の交互通行になるから、その3カ所では大渋滞である。で、いつも渋滞中に頭に浮かぶのは「親方日の丸」という言葉である。今しなくてもいいんだけど、年度内に予算を使っておかなくちゃね、ということらしい。無計画である。腹立たしい限りだ。
そして、さらに頭に浮かぶのは公立中学校の学年末試験のことである。相も変わらず試験範囲は無茶苦茶である。全然進んでない教科がいくつもあるのだ。これじゃあ年度内に教科書は終わりませんね、という感じだ。見かけ上は進めてある教科でも、内情は変わらないようである。まるまる1単元を2時間で終わらせて、「ハイ試験」なのだ。プリント配ってお仕舞いとかね。どうやら公立中学校にも「親方日の丸」病が蔓延しているようである。学校行事で授業が抜けたりするのは予定表を見ればわかるはずである。それを踏まえて授業計画を立てるべきだろう。プロとして当然である。それをしていない教師が実に多いように見受けられる(予習もしてこない教師も多いような)。塾でそんなことやっていたら潰れてしまうだろう。いやはや、倒産の心配がなくて競争原理の働かない世界はいけませんね。
大辞林(国語辞典)より親方日の丸 〔親方は日本国である意〕自分たちの背後には国家が控えているから倒産の心配はない、という公務員などの真剣味に欠けた意識を皮肉っていう語。
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