徒然日記その175. 公立高校入試も後半戦へ。頑張れ!受験生諸君! (3/12)

 さあ、いよいよBグループ入試である。Aグループ入試の問題は画期的であった。これまで散々「愛知県の問題は全国最低レベルだ」とか「差がつかないような問題出すなよ」とか批判してきたが、素直に謝ります。今回の問題で、そのようなことが払拭されたからである。なにより評価したいのは、「出題にメッセージがある」という点だ。入試問題は、よく「受験生へのメッセージ」と言われる。こういう問題を解けるようになっておいて欲しい,こういう思考を身につけておいて欲しい,などのメッセージが出題側から出されていると言えるからだ。ところが、これまでの愛知の公立高校入試問題にはそれがなかったのだ(少なくとも私はメッセージを感じたことはこれまで無かった)。ところが、Aグループ入試の問題ではそれが明瞭に見える。いやあ、めでたい(笑い)。これで愛知県が馬鹿にされなくなると思うとね。

 思うような得点ができずに落ち込んでいる受験生が多いだろうが、心配することは全然ない。難しくてできなかった問題はみんなもできていないんだから結局同じである。だから実力通りの結果が出るはずだ。努力を怠らず精進した諸君は必ず志望校に合格できるだろう。影響を受ける層は、私が「内申点秀才」とか「勘違い野郎」と嫌う人たちだろう(メルマガ版塾日記で解説したんだけど、機会をみてここでも書いてみたいと思います。姑息な小手先のテクニックで得点するタイプの受験生のことである。そういうテクニックは、愛知県の入試問題がワンパターンだったから通用したのだ。今回の新傾向問題では焦っただろうね)。

 とにかく、従来になく真の実力が点数に反映される入試問題が用意されるようになったことは非常に喜ばしい(欲を言えば、国語や数学に記述問題を増やして欲しいけど)。さあ、Bグループ入試である。コツコツ努力してきた受験生諸君、落ち着いて、自分を信じて、今までの努力の成果を答案用紙に全部吐き出してきてください。春はすぐそこです。


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