徒然日記その184. 躾から始めましょう。 (6/4)

 躾。この漢字は「しつけ」と読む。え?知ってましたか。それは失礼しました。さあ今回は、中学生の躾のオハナシである。「中学生にもなって躾ですか?」と疑問に感じたあなたは現実を知らないと思う。

 なぜだか知らないが、昨年から塾に入ってくる中学生の躾がなっていないのだ。現在の中1と中2である。授業中でも平気で隣や近くの生徒同士でペチャペチャおしゃべりである。最初のうちはそういう子供がたまたま多いと思っていたのだけど、来る生徒来る生徒みんなそうである。今年の新1年生もみんなそう。それでようやく、これは偶然ではなくてみんながみんなそうであるという確信を得たのである。

 どうやら彼ら(彼女ら)は、授業中に生徒同士で関係ない話をするのは悪いことだという意識がないようである。「人の話は黙って聞く」「人が話しているときにおしゃべりするのは失礼である」さらに「目上の人の言うことは聞くものだ」・・・こういうことは一切知らないようなのだ。つまり、中学生になるまでそういうことを教えられていないのだ。

 こどもは最初から良い悪いを知っているのではない。良い悪いを教えられて初めて判断できるようになる。当たり前である。ところがこの当たり前のことが小学校までにできていないのだ。これは親の責任だ。ところが、親の言うことを聞かない子供が多い。これじゃあダメである。さて、どうしたものだろうか。


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