徒然日記その212. 範囲がない!---中学校の中間試験 (5/18)
中学校の1学期中間試験の時期である。これは毎年同じなのだが、あいかわらず範囲はほとんどない。これも毎年同じだ。だって、始業式期や入学式のあと、ようやく授業が始まったかと思ったら委員決めのホームルームとかオリエンテーションだとか授業参観とか、さらには家庭訪問が始まって短縮授業なのである。そりゃ、勉強はすすみませんよね。
もちろん、ホームルームとかオリエンテーションとかも「授業」の一環であることは承知しているんだけれど、それにしても、いまだ英語のアルファベットをやっているとか(中1)、国語の「素顔同盟」をまるまるとばしたとか(中2)、憲法の前文で止まっているとか(中3)、こういう状態を目の当たりにすると、さすがに心配になってくるのだ。
そして、ゆっくり進めているのだから基本事項の理解や定着は向上しているかというと、全然そうじゃない。むしろ、年々ひどくなっているように感じる。内容を削減したからといっても授業時間数も削減されているのだから当然だ。そして、それ以上に深刻な問題がある。教わる側に問題のある子どもが増えているのである。学習習慣が無いどころか、落ち着いて机に座って話を聞くことすらできない子供が増えているのである。これじゃあ授業は進まないのである。
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