徒然日記その243. 最近の小学校 テストの点数はつけないよ (10/26)
唖然である。ある小学校のテストのこと。満点の生徒の答案には「100点」と赤で書いてあるのだが、それ以外の生徒の答案には点数が書かれていないのだ。なぜそんなことになるのかは分からないのだが。ひょっとすると、低い点数だと「傷つく」児童がいるかも知れないから点数は書かないのではないか。運動会の徒競走(かけっこ)が、足の遅い児童が「傷つく」からなくなったとか、みんなで手をつないでゴールさせるとか、そういうことと共通したものを感じるのだ。小学校で、一体なにをしているのだろう。生きる力を育むどころか吸い取っているのではなかろうか。
小学校のテストの驚くべき実態は他にもある。テスト時に「教えっこしてやってみよう」というのである。テストは教えあうものではないはずだ。こういうことをしてるから、テストとそれ以外のこととの境界線が曖昧(あいまい)となって、テストでのカンニングが平気になってしまうのではないか。テストというものは厳格に実施すべきものだと思う。
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