徒然日記その286. 最近の高校--受験勉強ゼロで大学へ (11/20)
少し前に新聞に出ていたこと。5人に1人、つまり20%の高校生がろくに勉強しないで大学に入るらしい。
引用開始
勉強せず大学へ5人に1人 東大の高校生追跡調査 2007年9月22日(土)14:39 (共同ニュース)
大学進学者の5人に1人が高校3年の時に家でほとんど勉強せず、2人に1人は勉強時間が2時間以下。「大学全入時代」が目前に迫る中、高校生の勉強不足の実態が22日、05年度時点で高校3年生だった生徒を対象に、東大の研究グループが実施した全国的な調査で分かった。少子化や大学定員の増加、推薦入試拡大などで受験競争が緩和されたことが、高校生の学習意欲の低下に影響しているとみられる。
引用終わり
子どもの数が減っているのに大学の入学定員が増えているので、(選ばなければ)誰でも大学に入れる時代になりつつある。さらに、推薦入試があるために、いわゆる「受験勉強」を経験しないで大学に入れてしまうのだ。多くの推薦入試は11月から12月に行われる。それで合格してしまえば、その後に勉強などするはずもなく、バイトをしたり自動車教習所に通ったり。推薦入試以前だって、面接の練習をしたりせいぜい小論文の勉強くらいなのだ。
なにがいけないのか。そういう入試制度を取り入れている大学がイケナイ。「大卒」として扱ってもらえない大学卒業者を量産したって未来はないのだ。だから入学希望者は減り続けて、それに対応すべくもっと「甘い」入試を用意する。この繰り返しが現状を生んだのである。そういう大学にとっては自業自得なんだけど。いやはや、なのである。
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