徒然日記その289. 高校入試・大学入試 迫る (1/16)
年が明けたらいきなり受験モードである。中3生は学年末試験があるし、高校3年生は大学入試センター試験である。
中3生の学年末試験では中3・3学期の通知表が決まり、それによって公立高校の受験校を決めることになる。通知表の素点合計(内申点)が足りなければ志望校をあきらめねばならない場合もあるので、中3・3学期の通知表は公立高校入試に大変大きな意味を持つのだ。通知表の付け方(評価のしかた)には個人的にかなり不満を持っているのだが、不満を言っても制度が急に変わるわけではないので、とにかく今は学年末試験に全力投球するしかないのである。
大学入試センター試験(センター試験)にも同じことが言える。センター試験で思うような得点ができなければ志望大学受験をあきらめねばならない場合もある。なにせマークシート方式の客観テストで、なおかつ問題を持ち帰って自己採点でき、さらにその自己採点データを予備校等がかき集めて瞬く間に集計して各大学・学部ごとのボーダーライン(合否のライン)を公開するのだ。模擬試験の判定はあくまで統計的な「予想」といえるが、自己採点集計によるボーダーラインは「予想」ではなくて「ほとんど確定」なのである。(だって、実際に合否判定に使われるセンター試験の「結果」を集計しているのだから)
つまり、愛知県の高校入試においては内申点が高い者が「勝ち組」であって、大学入試においてはセンター試験の高得点者が「勝ち組」なのである。これに対しても個人的にかなり不満を持っているのだが、そういう受験制度になってしまっているし、それを変えようという声もあがらない(声が小さい?)のだからしかたないのである。
ここで、本質的な質問をしてみたい。入学試験とは何なのだ?教育関係者や役人たちに答えを聞いてみたいものである。
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