徒然日記その304. 学校行事と受験生 (9/17)

 

2学期が始まってはや2週間である。塾の受験講座が始まったりして中3の受験勉強が本格化する時期である。高3や浪人生はすでに受験モードにどっぷりつかっているはずだ。

受験において、9月から11月あたりの頑張りがあとあとの結果に効いてくると思う。寒くなる頃、つまり受験直前に頑張らない受験生はいないから、差がつくならこの時期の勉強量なのである。夏休みに頑張ったけど成績がいまいち伸び悩んでいる受験生が、この時期に急速に延びることも多々ある。学力というものは勉強時間に比例するとは限らない。ある時間数を超えると急速に伸びる場合もあるのだ。

このように9月から11月はとても大切な時期なんだけど、この時期には学校行事が並ぶ。体育祭に学校祭(文化祭)である。受験学年は中心的でないにしても準備とか運営とかに頑張る者もいる。それはそれで青春なのだけれど(私も覚えがある)、その間、受験勉強完全ストップ!なんてことになる者もいるわけなのだ。

名古屋市内の高校を見ていると伝統校ほど学校祭が盛り上がるようで、高3も一緒になって青春しているようである。それで、青春も結構なんだけど、受験の結果というものは残酷なのである。紙一重でも合格は合格、わずかに足りなくても不合格は不合格なのだ。難関高ほど紙一重の争いになってるわけで(とくに現役で合格したい場合はね)、この時期の「空白」が結果にかなり効いてくるように思う。

ちょっと気になるのは、学校をあげて、受験生を学校行事に巻き込んでいるんじゃないかと思うことである。学校祭だからと模擬試験のスケジュールを変更してもらった高校があるって聞いたけど、ホント?

 


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