徒然日記その323. 高校入試 Aグループ終了  (3/13)

 

みなさん、おひさしぶりです。いそがしかったのでコラムを書く時間がありませんでした。

さて、愛知県ではちょうど公立高校Aグループ入試がおわったところ。受験生諸君はどんな風に過ごしているかな?解答速報で自己採点して、「うかるかな、どうかな、今年のボーダーラインはどうなるのかな?」とやきもきしているのだろうか。

3/11のテレビの解答速報は私も見た。毎年見ているんだけど、N田塾の○○先生は年々恰幅が良くなってるなぁ、とかS鳴予備校の○○先生は歳とったなぁ、とかそういう部分が楽しかったりする。テレビの事前予想が当たった外れたなんてものは興味はないし(だって「国語で要約問題が出る」だなんて誰でも予想できるでしょ?)、自己採点してどーこー言っても意味はないから、それぞれの番組の内容を比べるのが目的だ。何年か前はK合塾まで解答速報をやっていたから、同時に3台のテレビを見ていたこともあった。並べて見ているとよくわかるけど、それぞれの言ってることはずいぶん違うし、どっちが正しいかもわからないが、なかなか面白い。面白いというのは、それぞれのいろんな事情が垣間見えるからだ(オトナの事情とかね)。

難易度でいうと、私は、理科は例年より簡単だったと思うし、数学はもっと簡単だった。社会はどうだろう。受験生のレベルによって感じ方がかなり違ってくるタイプの問題だった。数学が易しくなって各教科の難易度のバラツキが少なくなるのは歓迎すべきことなのだろうけれど、そうなるとトップ校では差がつかないから小さなミスで合否が決まったりする。

考えてみれば、各教科20問だけで全部の公立高校(要するにオール5が集まる高校からオール2あたりが集まる高校まで)で各校の受験生間に明瞭に差がつく問題を作るなんて不可能なんじゃないか。どうして愛知県は各教科20問なんていう「縛り」があるのだろうか。記号ばっかりの問題が多いのもそう(採点で楽しようなんて思ってませんよね?記述式問題だって採点基準をきちんと作れば正しく採点できるんだから「客観性を重視している」なんてのは詭弁だぞ>>愛知県)。申し訳程度に理科や国語で記述問題が出るけれど、使用する語句が指定されてるんだから、理科の記述問題なんて国語力を試されてるようなものだ。それって理科の学力をはかることになるんだろうか。

ところで、国語の要約問題の正答率はわずか15%ほどって聞いたことがあるから、理科だってそんなもんだったりして。「理科は余裕で満点だ」なんてネットで言ってるキミ、ほんとに満点とれてると思う?ネットにアクセスしてるより、やるべきことがあるんじゃないの?

 


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