徒然日記その233. 最近の高等学校 問題集の答えはあげないよ  (6/9)

 

 以前にも少し書いたのだが、高校で使う問題集のことである。今回は、高3受験モードの授業で使われる問題集について。受験モードの授業であるから、その授業では大学の入試問題が収録されている問題集を使うことが多いようである。これは当然である。この問題集を予習して授業で解説、というのが普通の流れのようである。

 しかし、なのである。全部の問題を授業で解説することは時間的にも厳しいのである。これは仕方ないことなんだけど、なんと、問題集の解答&解説は生徒の手元にはないのだ。定期試験直前に、出題範囲の解答&解説のコピーを配るとか、定期試験前に解答&解説を配って試験が済んだらすぐに回収するとか。

 なんでこんな回りくどいことをするのだろう?自学自習のためには解答&解説は必須であるし、高校の授業よりも進んて勉強したい生徒もいるだろう。想像するに、あらかじめ解答&解説を配っておくと、答えをそのまま写してくる輩がいるので配らないのではなかろうか。それはそうかも知れないが、そういうことをする輩は何をやらせてもダメだと思うのだ。こういう次元の低い輩のとこなんか考えないで、学習意欲の高い生徒に合わせて授業のやり方を考えるべきだと思うなぁ。なにせ相手は中学生ではなくて高校生なのだ。あと、解答&解説をあらかじめ配っておいたら授業を聞かない生徒だらけになるとか。「紙の解答&解説」より劣る「授業」しかしていないっていう後ろめたさでもあるんですかね。あ、いや、これは私の偏った想像ですよ。


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